慶應義塾大学商学部
渡部和孝研究会
About us
1 研究概要
研究内容は大きく分けて以下の4つです。
・マクロ・金融政策
・銀行行動
・企業金融
・資産価格
私たちのゼミでは、主に統計解析ソフトSTATAを用いた実証分析による研究を行っています。
具体的には、金融危機下での銀行への資金の相互貸し出し、BIS規制などの金融規制、リレーションシップバンキングなどの金融機関の経営、預金者の保護を目的とした預金保護制度などを研究しています。
2 研究会の内容
私たちの研究会では基本的に3~4人のグループで研究を行います。最初はマクロ経済学の教科書の内容をプレゼン形式で発表します。教科書は、主に外国の専門書を使用します。それと平行して、STATAの使い方を学びます。
STATAの学習については、先輩たちとともに実際のデータを使い徐々に慣れていく形になります。6月ごろから三田祭やインゼミで発表するための論文作成を進めます。論文作成もグループワークで、先生や先輩から手伝ってもらいながら進めます。
2015年度は学生論文ISFJにも参加し、STATAを利用したデータ分析をもとに論文を作成しました。またインゼミでは神戸大学、同志社大学、早稲田大学とともに、互いの研究した内容を発表しました。
使用した参考文献
Kiyotaki, Nobuhiro and John Moore, two lectire notes available at Kiyotaki's website http://www.pronceton.edu/~kiyotaki
マクロ経済学、特に金融摩擦について述べている論文です。
Shleifer, Andrei "Incefficiant Markets"
行動ファイナンスについての専門書です。
Shin, Hyun Son "Risk snd Liquidity"
金融危機と流動性について述べている専門書です。
3 ゼミの日時と活動内容
本ゼミ:水曜4,5時限
教科書の輪読、プレゼン発表、論文作成などを行います。
サブゼミ:月曜4,5時限
基本的には論文作成を進めますが、ときどき先生のご紹介で金融のプロフェッショナルの方々のお話を聞ける機会もあります。
4 ゼミの目標
渡部和孝ゼミの目標は、計量経済学や統計学をマスターすることではありません。「膨大な資料を前に、自分(あるいは、自分を含めた皆)で考え納得のいく結論を導き出す」ことです。
これは、答えのない問題に取り組むことが多い大学では、最も身につけなければいけない能力の一つと言えます。そしてそれは社会に出てからも当然のように求められる能力です。
私たちは、単に勉強することだけでなく、社会人としてどんな仕事に就いても役立てられる能力を身に付けることを目標にしています。
5 ゼミの雰囲気
私たちのゼミには勉強に対するモチベーションが高い人が多く、「全員がリーダー」という雰囲気のゼミです。もちろんゼミでのイベントもゼミ員が企画、運営していきます。
ゼミ員は穏やかな性格の人が多く、先輩たちも話しかけやすい人たちなので、学年をこえて一緒に活動することも多いです。
またゼミ員の中にはバイトに力を入れる人や、資格勉強に取り組む人もいます。ゼミ活動以外の面でもゼミ員一人一人が高い意識を持って行動しています。
6 ゼミでのイベント
渡部和孝ゼミは、勉強以外の場では思い切り楽しみます!
一ヶ月に一度の飲み会をはじめとして、ソフトボール大会、先生も参加していただく合宿などさまざまなイベントがあります。
これらのイベントに参加していくことで、同期に限らず先輩や先生とも話す機会が生まれすぐにゼミの雰囲気に慣れていくことができます。